注文住宅は自分の好みにあった設備機器を設置することができます。標準仕様が決まっていても、料金を追加すれば希望のものを付けてくれるのが一般的です。注文住宅では間取りや外観・内外装などイメージしやすい事項に注意が向きがちですが、設備機器は住み始めると大きなウェートを占めてきます。台所では調理台が一体化したシステムキッチンが主流ですが、コンロがビルトイン型だと、取替えの時に高額な製品しか手に入りません。
設備機器は建築の他の部分よりも耐用年数が短いので、取替えのことも考えて設置したほうがお得です。注文住宅では冷暖房機器を設置する場合がほとんどです。冷暖房機器の設置は地域の気候によって異なりますが、冷房を必要とする地域ではエアコンの設置が必要です。エアコンを設置する場合は家庭の契約電力量を大きめにしておくことが大切です。
温暖な地域では暖房もエアコンで賄うことができますが、寒冷な地域ではエアコンの暖房では足りず、暖房機器の設置が必要です。都市ガスの通っている地域ではガス暖房が効果的です。エネルギーは常に供給されている状態なので、燃料を求める煩わしさをなくすことが出来ます。寒冷な地域では石油による暖房が経済的です。
燃料の確保さえスムーズに行えれば省エネも期待できる暖房形式です。浴室はユニットバスの品揃えが良く、防水上も安心でき、2階へ設置することも可能です。設備機器とあわせて室内には手すりも付けておくと、高齢となってからも支障なく使える家となります。