本が好きな人は注文住宅で一戸建てを建築してもらうと良いでしょう。書庫や書斎を施工してもらえるからですが、建売分譲では実現が困難な工夫をしてもらえます。収納庫としての書庫であれば、部屋としてではなく中二階構造やロフトとして仕上げてもらえます。注文住宅は二階建ての住宅でも、中二階構造やロフトを設計することで、利用できる床面積を拡大できるのが特徴です。
工務店によっては地階も請け負っていますので、半地下構造を取り入れるのも良いでしょう。注文住宅は間取りや構造だけでなく、機能性にも配慮してもらえるのがメリットです。というのも大切な蔵書を長期的に保管し続けるには、湿度対策が不可欠だからです。湿度対策が万全で、大切な蔵書をキレイに保管できる書庫は、床面積だけではなく湿度調整機能も備えさせておく必要があります。
快適に過ごせる書斎も同様です。通気性にも配慮し、珪藻土やシラス壁を内装することで、湿度調整機能が自然に備わります。埃が入りにくいように、扉にも配慮してもらうことも可能です。害虫が侵入しないようにするために、害虫忌避効果の高いヒバをフローリング材に使用するのも良い方法です。
注文住宅はアイデアの宝庫とも言えますから、どのような住まいを実現したいのかを正直に話し合いながら設計してもらいましょう。書庫や書斎は、本の重量も重要になってきます。かなり重くなってしまっても、住宅の傾斜や床へのダメージとならないように、しっかりと重量計算してもらいながら施工してもらいましょう。