注文住宅を建築しようとする場合にぜひ知っておきたいことは、家の寿命を長くする方法です。家の寿命が長くなると、建て替えまでの期間が長くなり、わざわざ高いお金を出して建て替えする必要もなくなるのです。家の寿命を長くすることで適用される法律は【長期優良住宅の普及の促進に関する法律】です。いわゆる長期優良化住宅を注文住宅で建築することで、その家はローンにフラット35Ｓなどが利用できることになり、金銭面での負担も少なくなるのです（フラット35Ｓは5年ないしは10年間はローンの金利が0.6％減少する）。
長期優良住宅と言えるためには、耐震性がしっかりしていること、断熱性などに優れており省エネルギーが実現できること、そしてメンテナンスがしやすいことなどがポイントとなってきます。また、注文住宅を建てた後に定期的にメンテナンスをすることで、長期的に長持ちし、メンテナンスのお金はかかるものの、長い目で見れば費用は掛かりにくくなっているのです。ただ、注文住宅を建てる時にお金を使いすぎてしまい、毎月のローンの支払額が高くなってしまったため、メンテナンスにお金をかけられない家庭もあるのです。ローンの支払いの目安は、平均で月に7～8万円です。
もちろん、その家庭の夫婦の収入や預貯金の額によって支払いができるかどうかは変わってきますが、月の収入の3分の1がローンの支払いになってしまうととてもメンテナンス代にお金をかけることができないので、ローンを組むときにはその後のこともよく考えて決めるべきです。